カナ・セミナー vol.9(2010年6月13日)

6月13日(日)大津バプテスト教会にて、第9回「カナ・セミナー」が開かれました。昨年の「カナ・パーティー」で出会い、今年4月に結婚されたばかりのご夫婦と、結婚20年になる大津バプテスト教会のご夫婦が、それぞれ証しをして下さいました。

続いて、水谷潔先生(小さないのちを守る会代表)より、メッセージを頂きました。
価値観が多様化し、結婚の意義そのものが問われる時代に、「結婚とは何か?」「何のために結婚するのか?」について、聖書からわかりやすく語って 下さいました。

≪説教要約≫
『それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである』(創世記2:24)
(1)『父母を離れ』⇒結婚の前提は自立
・結婚とは自立した男女どうしの協力関係
・自立不足により、夫婦、嫁姑、親子間で様々な問題が起こる
・自立度向上こそが、重要な結婚準備

(2)『結び合い』⇒共に人生を歩む
・「助け手」とはヘルパーではなくパートナー
・エバはアダムの「あばら骨」から造られた→妻は夫の一番心近くを歩む存在
・恋愛は感情、結婚愛は意志、ゆえに努力が必要→みことばに従い愛し続ける決心をする時、主は助けて下さる

(3)『二人は一体となる』⇒何のための一心同体か?
・強い絆で結ばれて共に人生を生きるため、心も体も一つにする
・「誰と結婚するか」より「何のために結婚するか」が大切
・同じ主を見上げ、同じ信仰、使命に生きる

《結論》
・結婚とは…自立した男女が新たな家庭を作り、一心同体となること
・結婚の目的…パートナーと同じ人生の目的に向かって共に生きる。共に主に仕え結婚を通して主の栄光を現していく

結婚を考える時、私達は「みこころの結婚相手は誰か?」と言うことを第一に求めがちですが、それ以上に「自分はなぜ結婚するのか。結婚してどうするのか」を考えることが大切であること、また、幸せな結婚生活を築くためには、愛するための意志的な努力が必要であることを教えられました。

これから結婚される方々には、聖書の示す結婚観が良き指針となり、既婚者にとっても、より祝福された結婚生活を送るための有意義な学びの時となり ました。

セミナーを導いて下さった主に感謝し、栄光をお返し致します。

出席教会:21教会
出席者:80名