カナ・セミナー vol.3(2004年6月27日)

カナ・セミナー vol.3
2004/6/27

2004年6月27日(日)、第3回カナ・セミナーが、カナの会主催で西宮福音教会において開かれました。梅雨の時期で天候が心配されましたが守られ、15教会より63名の参加がありました。終始なごやかな雰囲気の中、二組のクリスチャン夫婦が証しされました。一組はノンクリスチャンだった夫が妻により信仰に導かれ結婚されたこと、もう一組は幼なじみでノンクリスチャンの夫が神様の不思議な方法で救われ結婚された、それぞれの貴重な証しを聞き、励まされました。続いて今年1月のカナ・パーティでもショート・メッセージを語って下さった、ジャン・ドウゲン先生(ニューライフキリスト教会)から「信仰生活における結婚の位置づけ」というテーマでお話を聞き恵まれました。

<メッセージ要約>

日本の教会にとって重大なテーマは「良い結婚」であり、更に日本のリバイバルのカギをも握るものである。

1 結婚への正しい姿勢

(1)良い結婚は捧げることから始まる。
結婚すれば幸せになると思いがちだが、良い結婚は結婚する前から始まっている。結婚するべきなら神は良い相手を与えて下さる(ヤコブの手紙1章17節)。結婚願望、或いは独身願望を捧げ、主が良いものを下さると信じて祈る。

(2)結婚の大切さ
日本の教会が一般的に弱く小さいのは、クリスチャンホームが少ないためである。なぜか。魅力的な結婚生活をしているクリスチャンが少ないからである。クリスチャンはクリスチャンホームを大切にする。しかし教会活動に熱心なあまり家庭をおろそかにすることがあり、教会ホームをクリスチャンホームと履き違えてしまっている。この様な家庭の子供はつまづき、教会につながらない。両親が家庭を大切にし、その信仰の姿勢が魅力的なら、まちがいなく子供は信仰を継承していくはずである。神は社会、教会、親子関係の存在する前に、夫婦という関係を造られた(創世記2章18節、テモテの第一の手紙3章2〜5節)。この聖書個所で、教会のリーダーの条件として教会活動に熱心あるべきとはせず、まず良い夫婦関係があり、良い父親であることに重点をおいているのは興味深い。

2 良い結婚の基本

(1)相手を変えることはできない。
飛行機の操縦は追い風、向かい風を微調整し、操縦桿から手を放せない。結婚も同じで、ありのまま相手を受け入れ、相手を変えようとするのをやめる。

(2)約束を破らない(ローマ人への手紙1章31節)。
上記の聖書個所で「約束を破らない」というのは、とんでもない罪が羅列されたあとに出てくるが、これを守らないと結婚生活が崩れるほど大切な意味をもつ。

(3)時間が必要。
結婚した後こそ時間を要してお互いを知っていく。

(4)会話は結婚生活の血液である。
豊富な会話がいつも流れるように、食事の時はテレビを消しましょう。

(5)許しは潤滑剤である。
これは結婚には不可欠であり、また、神の許しのもとに良い関係が修復される。結婚相手を条件付きで探す時、あなたが見つける相手は必ず不完全である。でも安心してください。あなたも不完全なのだから…。許しを中心として受け入れる、そのような関係を目指しましょう。

reported by ナガハシ(2004/7/7)