カナ・セミナー vol.4(2005年6月26日)

カナ・セミナー vol.4
2005/6/26

2005年6月26日(日)「第4回カナ結婚セミナー」が「ウエディングサークル カナの会」主催で八尾福音教会において開かれました。いつも梅雨の時期で天候が心配されますが、今年も守られました。
JEC以外の教会の参加もあり、和やかな雰囲気の中、2組のクリスチャン夫婦の証しがありました。1組は「第一回カナ・パーティー」で出会い、今年の2月に結婚されたご夫婦。もう一組は、CS(チャーチ・スクール。日曜学校のこと)奉仕を通して結婚に導かれた結婚15年目のご夫婦の、それぞれの証しで励まされました。続いて、八尾福音教会の道本純行師からのお話を聞き、恵まれました。

神が最初に人間に語った言葉「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。」(創世記1:28)これは結婚を指す。神が創造された世界を管理し人間国家を造る。そこに神の栄光を現し、使命遂行のためアダムにふさわしい助け手を与えられた。しかし、罪が入ったことで神との不調和が生じた。

「良い結婚のために大切なこと」

1、神との和解
結婚の枠内にとどまらず真の幸福は神との和解によって生まれる。

2、自分との和解

1)自分を受け入れる。
兄のエサウが弟のヤコブに仕えることは生まれる前から決まっていた運命とも言える(創世記25:23)。私たちは自分で親やその環境を選択したのか。そうではなく、一つの方向付けが自分の中に決まっていて、その傾向をもって生まれてきた。あんな親、こんな境遇に生まれたことを不公平だと呟くことは、いたずらに時間だけを費やすことになる。スタート時点で人と比較し差がついているという考え方でなく、違ったスタートラインがそれぞれに与えられていると考えたい。人生や自分自身を肯定的に捉えるなら、そこから多くの創造的なものが生まれる。

2)自分自身が癒される。

イラン人アリは10才の時にストリートチルドレンになり、その後、イランイラク戦争に出て1人のクリスチャン兵士に出会う。彼によってイスラム教徒であったアリはクリスチャンになり日本に来た。神様の導きで神学校に行き、後に妻となる姉妹と出会う。この姉妹はイエス・キリストの無条件の十字架の愛によって神に受け入れられ、また自分も受け入れられることを知った。ストリートチルドレン出身んで神にも受け入れられず、結婚もできないと思っていたアリは、主が彼女にして下さった事が、実は自分のためでもあったことを知る。

愛はお互いを見つめ合うことではなく、神の御前で取り扱われたなら、調和が回復するということである。結婚して幸福になるというが、この幸福になるとはどういうことか。この人と結婚して幸福になるのではなく、この人と結婚して一緒に苦労を共にしよう。こういう人のことを言う。結婚すればなんとかなる。これが一番良くない。結婚は献身である。また、結婚は神への求め、神の導きを期待し、神の栄光のためにすることである。

出席者:60名(17教会)

reported by 堺福音教会 永橋陽子姉(JECだよりvol.293より転載)