クリスチャン新聞(2010年11月28日号)
クリスチャンの結婚助けて10年
〜ウェディング・サークル カナの会〜
「結婚はすごく大きな祝福」
幸せなクリスチャンホームの誕生を願って生まれた、ウェディング・サークル「カナの会」(土井博子代表=JEC堺福音教会)が、今年開設10周年を迎えた。クリスチャン男女のための結婚紹介の他、毎年初夏にセミナーを開催して聖書の結婚観を啓発している。秋には出会いの場を提供するカナ・パーティーを開いている。7回目の今年は会場の大阪クリスチャンセンターに、近畿圏だけでなく関東からの参加者も含めて約40人の男女が集まった。
こうした出会いのチャンスやスタッフの熱心な助言があっても、簡単に続々とゴールインというわけにはいかないのが難しいところだ。やはり成婚までに至るカップルは「切実に結婚を願っている人、同時に信仰に立っている人」だと、土井さんらスタッフは感じている。「好みを優先させず、神様の導きに従って信仰によって相手を見ることが大切です」
クリスチャンの結婚事情も、この10年で変わってきた。再婚が増え、中高年の会員も増えた。人間性の見える働きだから、人々の精神年齢が低くなっているとも感じている。「30歳成人という説がありますけど、それを実感しますね」。
教会でも10年前なら信徒は牧師の紹介を素直に受け入れてお見合いしたりしていたけれど、今は干渉されるのをいやがる人が増えたという。独身の気楽な教会生活に安住してしまう人も多い。価値観や性格の違う人同士のお付き合いは、信仰が現実的になるチャンスでもある。カナの会が結婚セミナーを続けてきたのは、クリスチャンの結婚ということを真剣に考えてほしいと切実に願っているからだ。
「結婚はものすごく大きな祝福です。一組でもクリスチャンホームができたらと、祈りながらやってきました。結婚して幸せになった方々の喜びが私たちの喜び。すばらしい祝福があるから、やりがいがあります」と、土井さんは声を弾ませた。
カナの会の入会は随時受け付けている。教会に所属するクリスチャンであれば年齢制限なし。年会費5千円。
申し込み・問い合わせは ウェディング・サークル カナの会 土井博子
mail:kananokai@infoseek.jp
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